あーそっか。ADHDだったんだ。

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こんにちは。

週1回はあんこが食べたくなるゆきのです。

 
以前から長女ふうは富山県リハビリテーション病院・こども支援センターの子どもの心の外来を受診してるんですが、8/4から次女なのも受診することにしました。
理由は、お医者さんの客観的・専門的な意見を取り入れて、なのの力を伸ばしたかったから。
 
私なりに「良いだろう」と思うことをやってきてはいますが、親の私が見る目と専門家の方が見る目は違うだろうと思いました。
 
また、主治医の先生はよく話を聞いてくれる方で、かつ、違うことは違うとはっきり言ってくださるので、ふうと通っていて「この人は相談できる方だな」と思っていました。
 
そこでなのの様子を話したところ、「ADHDだと思う」との先生の診断。
 
今日はADHDについて今私が思うことを書きたいと思います。
 

1.ADHDとは?

そもそもADHDってなんなのか?

先生からいただいた冊子の説明を引用させていただきます。

 

ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder:注意欠陥・多動症)とは、年齢あるいは発達に不つりあいな不注意さや衝動性、多動性を特徴とする発達障害で、日常活動や学習に支障をきたす状態をいいます。
(引用元:社会福祉法人 恩賜財団母子愛育会 愛育研究所 愛育相談所 所長 齊藤万比古・国立大学法人 筑波大学 副学長 宮本信也監修 『ADHDの正しい理解と個性を生かす支援のために』)

 

ADHDとは 不登校 女子 小学生

ADHDとは

(画像引用元:社会福祉法人 恩賜財団母子愛育会 愛育研究所 愛育相談所 所長 齊藤万比古・国立大学法人 筑波大学 副学長 宮本信也監修 『ADHDの正しい理解と個性を生かす支援のために』)

 
へぇ〜
私はADHDって「落ち着きがないようなとにかく動き回らずにはいられない子」だと思ってたけど、そうじゃない子もいるんですね。
 
なのの場合はまさにそちらで、ADHDの中でも「注意欠陥」の方。
先生と話したりもらった冊子を後で読んでみると、「言われてみれば確かに!」と当てはまる事例がいくつも思い出されました。
 

1-1.受診時の先生の問診

 ちなみに受診時、先生がADHDか?の診断をするためにされた質問はこちらです。
 
・片付けできる?
・学校のプリントの受け渡しはできてる?
・人の話聞ける?

 

あといくつかあったんですが、すみません、大事なとこを忘れてしまいました…

メモっとけばよかった💦
また聞いてきます😅
 
1-1-2.ADHDが原因だったと思われるなのの状態
今回診断を受ける前までも、なのの状態や行動でよく喧嘩になっていたこと・気になっていたことがありました。
例えばこんなことです。
 
  • ものをよくなくす(何度も注意していて「置き場所を決めよう」と決めてもそこに持っていかない)
  • 聞いてない(動画、ゲームなど集中していると呼んでも聞こえない。大きな声で呼んでやっと聞こえる)
  • 相手が喋っている最中に遮って喋り出す
  • 大概のことは集中力は続いて1分(大好きな動画・ゲームは1時間でも2時間でも見ている)
  • 怖がり(昼間でもトイレについてきてと言われる。いつまでやるんだろうと思っていた)
  • すぐ怒る
  • 迷子になる
  • 文字を覚えにくい。書き順が違う(田んぼの「田」などはぐるっと四角を書いてから十字を書く感じ)
  • 文章題の文章を読めない
  • 気に入ったコーディネートを毎日のように着る
  • 欲しい服はどうしても欲しいと言って譲らない
  • その割に「どうしても欲しい!」と言って買った服でも「なんか違う」と思うと一切着なくなる。すぐ飽きる。
  • なので、着たい服がなくなると服選びに時間がかかる(30分くらい「どれも着たくない」と決まらないことがある)
  • 全般的に、歳のわりに言動が幼い気がしていた

 

とりあえず思い出したのがこのくらいですが、他にもあったかもしれません。

 

私はこういう特性を「もしかしたらHSC*1なのかな?」と思っていたんですが(多分これも入ってる)、ADHDもあったとは、目から鱗でした。

 

 1-2.なのがADHDだと聞いてどう思ったか?私の気持ちの変化

なのがADHDだと聞いて私がどう思ったのかというと、びっくりしたのと同時に、今まで「なんでできないの?」と思っていたことが「しょうがない」と思えるようになりました。
 
その結果、できないことに対して怒ることが減りました。
 
今まで何回も何回も、
「消しゴムはこのカゴに入れる約束だったよね?なんでやらないの?」
って怒ったことがありましたし、
「ねぇ、聞いてる???」
って注意したことがありました。
 
「できないことはやり方を変えればできるようになる」と思っていたし、なんとかしてできるようにさせたいとも思ってました。
 
なくしものをして困るのは本人だし、私も1日何回も「あの服がない!」「あのペンがない!」に付き合うのにほとほと疲れてましたから…
 
私は「なくしもの=時間の無駄」だと思っていたからどうにかしたいと思っていたけど、 なのはなので片付けができなくて大事なものを無くしてしまって、「ない!ない!なんでないのよ!」とすぐ怒るわけです。
 
なの:「ない!なんでないの?!」
私:「も〜、だからここに置こうって決めたじゃん!!なんで置いてないのよ?!」
 
これはうちでよくある光景です。
 
お互いイライラしてますよね。
 
でも、本人にとっては「やってない」じゃなくて「どうしてもできない」ことがあったんですね。
 
これに気づけたことが一番大きいです。
 

 2.衝撃の一言「私はダメな子なんだ」

 ある夜布団に入って「さ〜寝よう」と横になってると、なのが急にシクシク泣き出しました。
 
急にシクシク泣くのはよくあることなので慣れっこです。
こういう時は話を聴くに限ります。
 
別室に移動して、「どうしたん?ママ聴こうか?」とヒアリングスタート。
そこで話してくれたなのの言葉が衝撃でした。
 
なの 「なの、明るくやってるけど、ホントはダメな子なんだ
ゆきの 「なんで??なんでそう思うの??」
なの 「ドラム下手だし、怒られてばっかりだし
 
「ホントはダメな子」この一言が、ガーンと頭を殴られた感じでした。
 

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 2-1.なのの気持ちについて気づいたこと

そういえばなのは、「いつもなのばっかり怒られる!」と怒っていました。
 
それは単に「怒られる」ことに怒っているんじゃなくて、悲しかったり、「なんでできないんだろう」「私は頑張ってるのに」っていう辛さがあって、「私はダメな子」に繋がっていってたんだと気づきました。
 
なのがよく「ママ、なののこと好き?」って聞くのが、「なんでこの子はこんなに愛情を確認するんだ?」と思ってたけど、そうしないと不安になってたのかもしれないとも思いました。
 

2-2.私がなのに伝えたこと

それで私は、こんなふうに伝えました。
 
「こないだM先生(県リハの先生)とお話しして、ママ、なのにできないことがあるってやっと分かったんだ。
今まで気づかずに怒ってごめんね。
 
ドラムはやり始めたばっかりだから、練習すればうまくなるよ。
 
でもそれ以外にも片付けできないのとかは、ママが気付いていなかった。
 
なのはダメな子じゃない。
やさしいいい子だよ。
 
だから、ママはなのが友達とケンカしてもお話しして付き合っていける子になってほしいし、できないこともちょっとずつ、できることが増えってったらいいと思うんだ。
 
そんななののお手伝いしてくれる人はたくさんいるから、一緒にやってこう」
 
こんな話でした。

 

3.なのの気持ちを聞いてやろうと思ったこと

「なのは、なのなりに頑張ってる」に気づいて私がやろうと思ったのは、まずは「がんっばってるね」「頑張ったね」を伝えてあげること。

 

それと、ギューっとハグをたくさんしてあげること。

 

最近おやすみのチューは日常になりました😅

 

県リハの先生も、「まずは自信回復だね」とおっしゃっていたし、まずはなのを「認めてあげること」「愛してる」を伝えることが最初かなと思います。

 

こうやって振り返ってみて、子育ての根本が抜けてたなぁと気づきました。

 

また、その後やってることで色々ネタがあるので、それはまた今度。

 

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今、「どうしよう」「どうしたらいいんだろう」と一人で悩んでいるお母さんへ。

今の状況に気づいていることが素晴らしい。

大丈夫。

あなたの〇〇ちゃんは、あなたを選んで生まれてきたから。

ここ乗り越えたら、あなたも〇〇ちゃんも、ひとまわりもふたまわりも素敵な人になっていくと思います。

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ではでは(^^)

*1:HSCというのはHighly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)のことで、簡単にいうと「ひといちばい敏感な子」ということだそうです。